福井大学医学部は全国に先駆けて総合診療医を養成するため、県内12の病院と連携し、医学科生や研修医が訪問診療や救急医療、在宅医療、地域連携、検査技術の研修を行う「総合診療・総合内科センター」を開設しました。
これまで本学医学部附属病院では、一次救急から三次救急の全てを担う北米型(ER型)救急体制を構築し、外科・整形外科・内科といった専門性に偏らず、救急搬送された患者を総合的に診療する医師「総合診療医」を育成してきました。
昨今の高齢化社会では、総合診療医は救急のみならず、在宅医療や地域病院、保健所等の連携から中核病院への橋渡しなど、地域になくてはならない医師となっています。同センターは「Think Globally,Act Locally!(世界を見据えながら、地域に貢献する!)」を人材育成への理念とし、センターの愛称は「G・G・G(通称:トリプルジー(グローバル ジェネラル グッドドクター)」とした。本センターでは福井から全国で活躍する総合診療医の育成拠点を目指します。