福井大学附属図書館は10月16日、「インディペンデントライブラリアン(司書の視点を携え、すべての枠をこえて自主的に活動する人)」の小嶋智美氏を講師に迎え、職員研修会「新しいPubMedから考える、ライブラリアンの仕事と学び方」を開催しました。本研修会は、昨年初開催の福井県内医療系図書館講習会の第2段として当初3月に開催予定であったが、コロナ禍によりオンラインセミナーに切り替え実施。本学職員のほか、他大学図書館や病院図書室など、県外からの参加者を含め21名が参加しました。講演は2019年11月にリニューアルした医療系外国語文献データベースPubMedの特徴を皮切りに、ヘルスサイエンス領域における情報サービスの基本姿勢として、EBM(Evidence Baced Medicine)の実践における一つの要素である「研究の成果」をサポートするというライブラリアンの役割、そのために必要な利用者の探索行動の把握、利用者の立場に立ったレファレンスの分析、そして自身の行いを記録するという学び方など、業務との向き合い方について様々なツールの紹介とともに行われました。
参加者からは「利用者の探索行動を把握するなど、業務の取り組み方のヒントが得られた。是非今後の実務で活かせるよう学んでいきたい」といった意見が寄せられました。