福井大学松岡キャンパスでは、学生同士が自由な時間を過ごせ、親交を深めるオープンスペースとして「コミュニケーションスペース(通称:コミュスペ)」を設置しているが、新型コロナの影響で、普段のような学生同士の交流の場がなくなったことから、“仮想”コミュニケーションスペースである「コミュスペ・オンライン」を開設しました。
本学では、5月から遠隔授業を開始したものの、学業や学生生活の時間を学生同士で共有することが困難な状態が続いており、特に新入生の不安は相当なものであるため、これを緊急的に解決する必要性が生じました。
そこで、平常時のコミュスペをネット上に再現した「コミュスペ・オンライン」を開設しました。
「コミュスペ・オンライン」は同キャンパスの学生や教職員が気軽に参加し、日頃の悩みや学生生活のアドバイスなどを行う場としており、学生相談のカウンセラーがオンラインのホストとして常駐。これまでに多くの者が参加しており、利用した1年次生からは「先輩達からいろいろな話が聞けて、大学に行くことが楽しみになった。」といった声が聞かれ、対話の重要性が浮き彫りになりました。
同オンラインへのログインは、遠隔授業で使用しているツールの学内統一認証IDとするなど、学生に親和性の高いシステムを使用することで、学生の誰もが参加できる体制となっています。本学は、今後も学生の生活を手厚く支援する取り組みを行っていく予定です。