福井大学医学部附属病院は12月23日、臨床大講義室と手術部で、「外科手術体験セミナー」を開催しました。
このセミナーは、高校生に外科医の仕事や医療に対する興味を抱く機会を与えることを目的に社会貢献の一環として開催しています。11回目の今回は、県内10の高校から1年生46名が参加しました。
セミナーは、臨場感を味わってもらうために医師が普段使用しているものと同じ手術着に着替え、実際の手術室を使用して行いました。
セミナーでは、7つのグループに分かれ、電気メス・超音波メスを用いた鶏肉の切開体験、手術用の縫合糸を用いた縫合・結紮体験、縫合器材を使った縫合切離体験、内視鏡手術に用いる鉗子操作体験、手洗い体験を行いました。
初めて入る手術室で最新の医療機器に触れると、緊張で手元が震える受講生もいたが、指導医の指導を受け真剣に取り組みました。
医師や看護師との懇談の場もあり、医療現場の話や医師としてのやりがいなど真剣に聞き入っていました。受講生からは「3年後ここで学びたい」「先生方と一緒に働けるよう頑張りたい」等の感想が寄せられ有意義なセミナーとなりました。