福井大学は11月18日、国際地域学部設置記念シンポジウムを開催しました。同大は今年度に国際地域学部を新設し、3学部から4学部体制となりました。
シンポジウムは、地域に根差し、グローバル化を目指す新たな学部の課題と方向性を共有し、ますますの連携と協働を目的とし、県内の高校・大学関係者・地元企業・経済団体・自治体・学生等約150名が出席しました。
初めに、寺岡英男国際地域学部長、眞弓光文福井大学長が挨拶、黒澤修身文部科学省高等教育局国立大学法人支援課課長補佐が来賓祝辞を述べた後、伊藤忠商事株式会社の小林栄三会長が「中国・ASEAN経済と人材育成」と題し、記念講演した。小林会長は世界経済状況や人口問題等を挙げながら、学生に「求められる人材像」を提示し、「グローバル化する社会へ対応できる人材になってほしい」とエールを送りました。引き続き、「福井の地域における国際化―県内諸分野からの報告―」と題し、地元企業・自治体・教育委員会等から取り組み報告が行われ、新学部の果たす役割を確認しました。